症状

月経困難症とは、月経時に生じる症状のうち、日常生活に支障をきたし、治療が必要なものを指します。頭痛、吐き気、下痢、イライラ、憂うつなどの症状も、重い場合には含まれます。子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮の形態異常などの病気が原因で生じる場合があり、器質性月経困難症といいます。原因疾患が明らかでない場合は機能性月経困難症といいます。

 

検査と診断

内診や超音波検査、MRIなどを行い、月経困難症の原因となる病気がないか調べます。

 

治療方法

鎮痛薬で痛みが軽減されない場合や根本治療が必要な場合に、ホルモン剤を用いて症状を改善します。低用量ピルがもっとも多く使われますが、黄体ホルモンであるディナゲストもよく使用されます。子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などでは手術が必要な場合もあります。